
【開店】2026年7月7日♪ いつか自分でパン屋をやるなら、薪窯で焼きたい!甲府市に誕生した「薪窯パン ほそいり」
2026年7月7日、甲府市上石田にオープンした「薪窯パン ほそいり」。
店内に入ると並んでいるのは、カンパーニュや食パン、クロワッサン、季節のパイなど、どこか素朴で力強さを感じるパンたち。
そしてお店の奥には、この店のパンづくりに欠かせない大きな薪窯があります。
今回はナシローが実際にお店を訪ね、店主にパンづくりへの思いや、念願だった薪窯についてお話を伺いました。

もくじ
「いつか自分でパン屋をやるなら、薪窯で焼きたい」
店主が薪窯に惹かれたのは、長野県のパン店で修業をしていた頃のこと。
休暇中に、先輩が営むパン屋を訪ねた時でした。
そこで食べたのが、薪窯で焼かれたパン。
使っている材料やレシピは、自分がこれまで学んできたものと大きくは変わらなかったそうです。
それなのに、食べてみると味わいがまったく違ったといいます。
「大きく違うのは薪窯。薪窯で焼くだけで、こんなにおいしくなるんだ」
その時の驚きが、ずっと心に残っていたそう。
「いつか自分でパン屋をやるなら、薪窯で焼きたい」
そんな思いを抱きながら、長野県のパン店で約10年間経験を積みました。
その後独立しますが、最初の店舗では薪窯を置くことができず、パン屋を営みながら、いつか薪窯を使える場所を探し続けていたといいます。
そして2026年。
長年思い続けてきた薪窯を備え、「薪窯パン ほそいり」がオープンしました。
パンづくりは、小麦を挽くところから
取材でお話を伺っていて驚いたのが、パンづくりの工程です。
「ほそいり」では国産小麦を基本に使用し、なかでも国産の有機小麦は、その日に使う分を自ら製粉しています。
つまり、パンをつくる前に小麦を挽くところから始まるんです。

自家製粉することで、粉の細かさや粗さもパンに合わせて調整。
挽きたての小麦ならではの香りを、そのまま生地につなげています。
そこへ自家製の発酵種を合わせ、大きな木製の桶で手ごね。
機械ですべてを均一につくるのではなく、実際に生地に触れながら状態を確認していきます。
「今日はいい感じ」
「今日は少し違う」
毎日同じように見えるパン生地も、気温や湿度、発酵の進み方によって少しずつ変わります。
その小さな違いを手で感じながら仕込んでいるそうです。

クロワッサンもパイも、一つひとつ手作業
クロワッサンやパイも、一つひとつ手作業で仕上げています。

なかでもぜひ味わってほしいのが、挽きたての全粒粉だけで仕込むクロワッサン。
一般的なクロワッサンのような軽いサクサク感とは少し違い、噛んでいくほどに小麦そのものの香りや味わいが広がります。
パンを食べるというよりも、「小麦を味わう」という表現が似合う一品です。
秋には、かぼちゃやりんごを使った季節のパイも登場します。
その季節ならではのパンに出会えるのも楽しみのひとつですね。

そして最後は、念願だった薪窯へ
生地を仕込み、発酵を待ち、形を整える。
そして最後にパンが向かうのが、店主が長年思い描いてきた薪窯です。
薪をくべ、火を起こし、窯の状態を確認するところから始まります。
ボタンを押せば同じ温度になるオーブンとは違い、薪窯は毎日状態が変わります。
火の入り方も、窯の温度も、その日の天候や薪によって少しずつ違う。
そのため店主は、窯の状態を見ながら一つひとつパンを焼き上げていきます。
薪窯から出てきたパンは、表面が香ばしく、中にはしっかりと水分が残った、しっとり、もっちりとした食感。
以前から店主のパンを食べていたお客さんからも、
「薪窯になって、さらにおいしくなった」
そんな声をかけてもらうことがあるそうです。
店主がおすすめするのは、カンパーニュと食パン。
薪窯ならではの香ばしさと、小麦の味をじっくり楽しめるパンです。

「おいしいパン」だけでは終わらない
取材を進めていく中で感じたのは、「ほそいり」が大切にしているのは、単においしいパンをつくることだけではないということ。
小麦だけでなく、できる限り有機の材料を選び、安心して口にできる素材を使うことも大切にしています。
その背景には、
「未来の子どもたちへ、より良い食と環境をつないでいきたい」
という店主の思いがあります。
便利さや効率だけを考えれば、もっと簡単にパンをつくる方法もあるかもしれません。
それでも、小麦を挽く。
発酵を待つ。
生地に手で触れる。
薪を焚く。
そして炎を見ながら焼く。
あえて時間と手間をかけるのは、自分自身が本当においしいと思えるパンを届けたいから。
そして、これからの子どもたちにも安心して食べてもらえるパンを残していきたいから。
修業時代に出会った一つの薪窯から始まった、
「いつか自分でパン屋をやるなら、薪窯で焼きたい」
という思い。
長い年月を経て、2026年7月7日。
その思いが「薪窯パン ほそいり」というお店になりました。
薪の火で焼かれたパンの香ばしさと、小麦そのもののおいしさ。
ぜひ実際にお店を訪れて、味わってみてください。
INFORMATION
| 名称 | 薪窯パン ほそいり |
|---|---|
| 住所 | 山梨県甲府市上石田3-17-12 |
| 営業時間 | 12:00~18:00 |
| URL | https://hosoiri-pain.com/ |
| https://www.instagram.com/hosoiri_pain/ | |
| https://www.facebook.com/hosoiri.pain/?ref=PROFILE_EDIT_xav_ig_profile_page_web# | |
※お問い合わせの際は「ナシローを見た」とお伝えいただければスムーズです。
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